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おもしろいこと、へんなこと、くだらないこと、大事なこと、いろんな思いついたことをご紹介して行きたいと思いまっす。

 

世界が涙した感動のハートウォーミング小説「ゆめ」第七回


Category: 小説   Tags: ---
「あの事件て?なに?」

イケルは父、カズオのことに生まれて初めて興味をもった。

「あの事件だよ、何年か前にアメリカでなんとかいう高いビルに飛行機が突っ込んじゃってえらいことになったろ?あれだよ」

チヨコは答えた。

「えっ!!??あの9.11のテロのやつかい?あれっ?で、父ちゃんがなんでそれでなんなの?」

イケルはちょっとわけがわからなかった。

チヨコは不思議そうなあほ面で聞き返すイケルにさらっと答えた。

「あのとき父ちゃんも飛んでったんだけど間に合わなかったんだよ。
ほら、となりの佐藤さんもいっしょにね」

「えぇ!!?父ちゃん飛ぶの!!??ハネ生えてんのあの人も!!??
てゆか佐藤のおじちゃんもぉ!!?」

イケルはほんとにビックリだった。
そんな息子を尻目に淡々と衝撃の事実を語りだした。

「そうだよ、この町内会の人たちはだいたい飛ぶね。
あの事件の時は父ちゃんと佐藤さんの当番だったからね。
急いで行ったけど途中で道を間違えちゃってね、ほらあの人方向音痴だから。
ほんとあとちょっとのとこだったんだよ。ギリギリ間に合わなくて目の前であのビルが崩れていくのを見たんだよ。そらショックだろ?とうちゃんさ

『オレのせいで人がたくさん死んじゃった、チキショウ、チキショウ』

って泣いちゃって落ち込んじゃって。それからさ、あんなになっちゃたのはね」

イケルはびっくりしっぱなしだった。

「あの父ちゃんが飛んでった?アメリカまで?なんなんだ?でもどうやってあの飛行機を止めようとしたの?飛んでくる飛行機を止めれるわけないじゃん、母ちゃんバカ?」

イケルは疑問を母にぶつけ続けた。

「あんなの父ちゃんなら一叩きだよ。ペシッて感じで」

またさらっと答える母。さらに衝撃の事実が告げられる。

「父ちゃんほんとにすごいんだよ。あの世紀末の1999年さ。誰かさんの予言で

『魔王が来て世界が滅びてまうで』

とかあったじゃん?あの魔王さん止めて世界を救ったの父ちゃんたちなんやで。じつは。町内会のみなさんと一緒にな。すごかったなぁあの時の父ちゃん。ほんまかっこよかったで。
あんときは町内会長やったから先頭切って
『うぉーーー!!!』って。
あれはかあちゃん惚れなおしたな」

イケルはさらにもうビックリしすぎだった。ビックリの最上級ビックレストだった。

「あの父ちゃんが・・・てゆか魔王さんてほんまに来はってたんや・・・」




                                 つづく。   んですよね?


次回予告

ついに解き明かされた父、カズオの衝撃の過去。
なんだかだんだん話が大きくなってきた「ゆめ」。
物語はクライマックスへ向かっていく!かも。ぼちぼち。


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くろもり

  • Author:くろもり
  • 自転車とかスケートがスキです。
    なのでほぼ自転車とスケートです。
    なにかにつけて自転車とスケートです。
    ですが腰が使い物にならなくなってまともに乗れなくなってしまったので最近はボール遊びが生きる喜びになっております。

    あとTシャツトリニティさんというところでTシャツとか作ってます。
    ボクのお店の名前は「QLQLGLGL」といいます。
    「クルクルグルグル」って読みます。
    なので何気に店長さんです。

    よろしっくお願いしまっす!
 
 
 
 
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