
次の日、イケルは静かに目を覚ました。
「あれ?今日は何も見なかったなぁ。つまんない。」
どんな夢を見るかほのかに期待していたイケルは夢を見れなかったことに
ほのかにガッカリだった。
ふと横を見ると母のチヨコが日課の筋トレに励んでいた。
背筋300回コースの真っ最中だった。
「・・243、244、245、250・」
「おいっ!数え間違えてるよ、おっかさん!」
と回数を数え間違えたチヨコにすかさずつっこみをいれたイケルだったが
次の瞬間、ある異変に気がつき腰を抜かしかけた。
チヨコの背中が異様に盛り上がっていたのである。
毎日の鍛錬で確かにチヨコの全身は鍛え上げられていたがそれにしても
通常ではありえないくらいのボッコリぶりであった。
「か、か、か、かあちゃん?それって・・・?」
イケルは恐るおそる背筋中のチヨコの背中を触ろうとした。
「ぼこぉぁ!!」
その瞬間チヨコのそれはさらに大きくなった。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
イケルは少しびっくりしてパニくった。
怖かった。ものすごい怖かった。
それはそうだ。母の背中がボッコリボコボコ動いてるのである。
正直涙がちょちょ切れるくらいキモコワイはず。
が、ちょっと気になったイケルは思い切ってチヨコのTシャツをめくりあげた。
「うわぁぁぁぁぁ、なんだよぅこれなんなんだよぅ!かあちゃんっ!」
チヨコは筋トレを邪魔されて不機嫌そうに答えた。
「なんだい、いつもいつも騒がしいねぇあんたは。なんだって言われても誰がどう見てもハネだろよ。他に何に見えるっていうんだい?」
そう、チヨコの背中には大きな白いハネがぶわぁっと生えていたのである。
「ハ、ハ、は、ハネ?そ、そっかぁハネだよね、そうだハネだ。ハハハ・・・
でってゆうかなんでハネなんか生えてんだよう!!」
チヨコはめんどくさそうに答えた。
「毎日鍛えてればハネぐらい生えてくるもんなんだよ。学校で習わなかったのかい?
最近は何を教えてるんだろうねぇ、まったく」
イケルは何がなんだかわけがわからなかった。
「・・・・習わなかった・・かも」
つづく。 はず。
「あれ?今日は何も見なかったなぁ。つまんない。」
どんな夢を見るかほのかに期待していたイケルは夢を見れなかったことに
ほのかにガッカリだった。
ふと横を見ると母のチヨコが日課の筋トレに励んでいた。
背筋300回コースの真っ最中だった。
「・・243、244、245、250・」
「おいっ!数え間違えてるよ、おっかさん!」
と回数を数え間違えたチヨコにすかさずつっこみをいれたイケルだったが
次の瞬間、ある異変に気がつき腰を抜かしかけた。
チヨコの背中が異様に盛り上がっていたのである。
毎日の鍛錬で確かにチヨコの全身は鍛え上げられていたがそれにしても
通常ではありえないくらいのボッコリぶりであった。
「か、か、か、かあちゃん?それって・・・?」
イケルは恐るおそる背筋中のチヨコの背中を触ろうとした。
「ぼこぉぁ!!」
その瞬間チヨコのそれはさらに大きくなった。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
イケルは少しびっくりしてパニくった。
怖かった。ものすごい怖かった。
それはそうだ。母の背中がボッコリボコボコ動いてるのである。
正直涙がちょちょ切れるくらいキモコワイはず。
が、ちょっと気になったイケルは思い切ってチヨコのTシャツをめくりあげた。
「うわぁぁぁぁぁ、なんだよぅこれなんなんだよぅ!かあちゃんっ!」
チヨコは筋トレを邪魔されて不機嫌そうに答えた。
「なんだい、いつもいつも騒がしいねぇあんたは。なんだって言われても誰がどう見てもハネだろよ。他に何に見えるっていうんだい?」
そう、チヨコの背中には大きな白いハネがぶわぁっと生えていたのである。
「ハ、ハ、は、ハネ?そ、そっかぁハネだよね、そうだハネだ。ハハハ・・・
でってゆうかなんでハネなんか生えてんだよう!!」
チヨコはめんどくさそうに答えた。
「毎日鍛えてればハネぐらい生えてくるもんなんだよ。学校で習わなかったのかい?
最近は何を教えてるんだろうねぇ、まったく」
イケルは何がなんだかわけがわからなかった。
「・・・・習わなかった・・かも」
つづく。 はず。
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